ドローンラボと天馬諮問株式会社、災害救急現場でのドローンによる映像伝送の実証実験スタート

更新日: 2018.12.06 公開日: 2018.10.09
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プロのドローンパイロットを育成する一般社団法人ドローン大学校のグループ会社であるドローンラボと映像圧縮伝送技術の天馬諮問株式会社は201810月1日、ドローンによる映像伝送の運用に向け、協力して実験を進めると発表しました。

 

この実験は天馬諮問株式会社が行っている救急車から携帯電話通信回線を利用しカメラ映像や、生体モニター画像をリアルタイムで関連病院へ伝送するシステムを使います。

 

このシステムは、災害現場で行われているDMAT(災害派遣医療チーム)が得た情報を災害緊急対策本部などの情報ハブに、いち早く的確に伝送することが可能です。

 

今回は、情報収集において、ドローンに搭載されたカメラを使うことで、医療チームだけではなく、災害・消防などの全スタッフや本部とのリアルタイムな情報共有ができ、効率的な活動が可能となることを目指します。

 

ドローン大学校では、すでに消防特別救助隊員に向けたドローンの安全な運航を行うための知識と、技術を習得するためのトレーニングの実績もあり、ドローンでの映像圧縮伝送もカリキュラムに含めたいと考えているそうです。

 

この実験の成否次第では、ドローン大学に新しいカリキュラムが開講される可能性もあり、実験の成功に期待が集まっています。