2018年8月23日、DJI社はMavic 2 ZoomとMavic 2 Proの新しいドローンを発表しました。どちらも人気の高い折り畳み式のMavic Pro モデルの製品です。
これらの製品は飛行中に障害物と接触しないためにセンサーを組み込んでいます。以前のMavic Proをアップグレードし、全方向に対応する衝突回避機能(APAS)を搭載したことで、複雑な環境下でも衝突することなく操作することを可能にしました。また、どちらのモデルも最大45mphのスピードを誇り、最大31分間の飛行ができます。
「ドローンテクノロジーの可能性が顧客の創造性を刺激し、新しい世界を開くと信じています」DJI社プロダクトコミュニケーション代表Michael Oldenburg氏は語りました。
ビデオリンクシステムであるOcuSync(オキュシンク)システムを搭載したことで、1080pのライブビデオストリーミングを可能になり、最大5マイルまで飛行することができます。もちろん、双方のMavicモデルにはHyperlapse、Active Track2、QuickShots などの自律型飛行モードが使用可能です。
とてもコンパクトな製品ですが、高性能のカメラを備えており、4k超高像度テレビを録画することができ、同社は「極上の解像度」と表現しています。H.265圧縮コーデックを使用することで、最大100万画素数を可能にしました。
「世界中のクリエイターたちが、前回のMavicProモデルに注目したとき、ドローンの可能性を改めて実感しました」と同社CEOのRoger Luo氏は述べました。
続けて、「今日、我が社のMavic2シリーズの導入により、航空写真撮影は新しい時代に入りました。Mavic 2 ProとMavic 2 Zoomによって、写真家やビデオ撮影者たちは、空中で彼らのインスピレーション、創造的なアイディアを表現できるのです」と同氏は語っています。
同社はカメラの性能を高めるだけでなく、それをドローンに組み入れたいと考えていました。そこで、光学ズームを備えた折り畳み式ドローンであるMavic2 Zoomの開発をHasselblad社と共同で開発しました。その結果、Hasselblad社のカメラを内蔵し、優れたカメラパフォーマンスを提供する、世界で初めてのドローンが誕生しました。
Mavic 2 Zoomは2倍の光学ズームカメラを使用しているため、カメラマンは被写体の詳細をより鮮明に把握することができます。さらに、新しいDolly Zoomフライトモード機能を内蔵しているとのことです。
これは、被写体から離れるにつれて自動的にズームインし、被写体をぶれることなく読み込むことで、全体を把握する機能です。また、Mavic2 Proのカメラには10ビットのDlogMカラープロファイルを備えたCMOSセンサーを内蔵しています。
これは以前のモデルのMavicProと比較して、4倍ものカラー色数レベルを上げることができます。24-48mmの光学ズームと2倍のデジタルズームに対応しており、96mmの望遠レンズを搭載、フルHDビデオ解像度を実現しています。