ドローン目視外飛行解禁を見越したリアルタイム気象観測システム「カザミドリ」

更新日: 2018.08.20 公開日: 2018.08.20
img

香川県高松市でドローンソリューションを手掛ける、株式会社かもめやは8月16日、リアルタイム次世代気象観測システム「カザミドリ」を発表しました。これは、2018年中に山間部を中心に解禁見込みとなっているドローン目視外飛行を見越したもので、飛行ルートの気象状況をリアルタイムで把握する目的で使用されます。

カザミドリは2018年9月以降に本格運用が開始され、レンタル・リース形式で1局当たり月額3000~5000円で提供予定です。観測データは専用アプリから個別閲覧が可能で、今後同社で開発中のドローン運行管理システムとの連携も予定されています。

かもめやによると、リアルタイムで閲覧可能なデータは風向、風速、気温、湿度、気圧、雨量で、蓄積された統計データも利用可能です。

カザミドリの活用シーンとしては、屋外ドローン練習場、工事現場、イベント会場、自然災害現場などにおける安全管理用途が想定されています。

2018年8月20日現在、専用アプリがGoogle PlayストアおよびApp Storeで公開されており、香川県内および、瀬戸内海エリアの離島で運用中の基地局データを利用可能です。今後、サービスエリアは全国へ拡大されていくとのことなので、さらなる進化に期待しましょう!

(画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000022716.html)