Japan Innovation Challenge 2018実行委員会は7月30日、10月10日から12日にかけて行われる遭難救助ロボットコンテスト「Japan Innovation Challenge 2018」の参加受付を開始しました。
同コンテストは今年で第3回目となり、今年は初の夜間開催となります。昨年は13チーム74名が参加しています。
コンテストでは、実際の山を会場にして、ドローンや画像認証技術を駆使して遭難者に見立てたマネキン人形を発見する「発見」部門、そのマネキンへ約3㎏の救援物資を届ける「駆付」部門の2部門が開催されます。参加チームは2部門のうち、片方あるいは両方にエントリーすることになります。
実際の救助シチュエーションに近づけるため、マネキンは人体と同じ温度に保たれ、呼気を模した二酸化炭素の放出、心臓の鼓動を模した振動も再現されており、サーマルカメラや各種センサーを駆使して捜索可能です。
また、規定ではマネキンの位置について「毎日変更される可能性があります」とされていますが、昨年の結果を見てみると、実際に毎日位置が変更されていたようで、今回も随時変更されると見て間違いないでしょう。
また、国内のドローンコンテストとしては異例の賞金総額500万円というのも同コンテストの大きな魅力です。「発見」部門は300万円、「駆付」部門は200万円が、課題達成チームに割り振られることになります。
災害支援の実用例を提示することで日本のロボット研究を加速させ、災害支援のロボット及びシステムを全国に普及させることを目的とした同コンテスト、応募は公式サイトから可能になっているので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(画像引用:https://www.innovation-challenge.jp/)