昨今、世界各地でドローンレースの国際大会が開催され、プロフェッショナルドローンレーサーも多数誕生していますが、YouTubeではドローンとスポーツカーによる”異種格闘技戦”が公開されています。
上記の動画は2018年7月17日に公開されたもので、ドローンとポルシェがサーキットでレース対決する様子が収められています。ドローンレーサー代表として出場したのは、世界最大のドローンレース「World Drone Prix」の優勝者、ルーク・バニスターです。
彼はまだ10代ながら、先述の世界大会優勝に加え、2018年7月にはドローンによる最速飛行としてギネス世界記録に認定されるなど、まさにドローンレース界を代表するトップレーサーとして活躍しています。
そんな最速レーサーが操る最速ドローンと対決するのは、かつてF1ドイツGPが幾度となく開催された名サーキット「ニュルブルクリンク」で量産型車種史上最速記録を更新したポルシェ最新モデル「Porsche 911 GT3 RS hillclimb」です。
また、レースが行われたのはドローンの最速飛行が記録された「Goodwood Road&Racing」で、動画もその公式チャンネルから配信されています。
レースはポルシェの助手席にFPVゴーグルを装着したバニスターが座る形で行われました。直線のスピードはポルシェに軍配が上がるものの、ポルシェが減速するカーブでドローンが抜き返すという展開となりました。
わずかにドローンリードで迎えた最終ストレート、ドローンが逃げ切りを図りますが、猛烈な加速を見せたポルシェの前にあえなく敗れ去ってしまいました。
白熱の展開を見せたドローンVSポルシェのレース対決、今回はポルシェに軍配が上がりましたが、今後ドローンレースがさらに盛り上がっていくことで機体性能と操縦技術が向上していけば、次の勝負はどう転ぶか予測できません。
動画ではドローン視点のスピード感あふれる映像が収められています。VRゴーグル等で視聴してみると、そのダイナミックな映像に夢中になること間違いなしです。