米国カリフォルニア州のトラヴィス空軍基地では、独立記念日恒例の花火の代わりに、ドローンパフォーマンスが採用されました。
1777年以来、独立記念日といえば屋外での打ち上げ花火が恒例となっていましたが、2018年に行われたのは、Intelによるドローンパフォーマンスでした。
Intelの発表によると、ドローンパフォーマンスは独立記念日とトラヴィス空軍基地の75周年を祝うもので、500機ドローンによる光のパフォーマンスが、現役軍人や退役軍人に捧げられるとのことです。
トラヴィス空軍基地は、特別家族会員プログラム(EFMP)の登録者管理のため、Intelと協力しています。トラヴィス空軍基地が抱えるEFMP会員数は、空軍基地の中でも全米最大級となっています。
トラヴィス空軍基地のジョン・クライン司令官は「このドローンパフォーマンスによって、花火の爆発音が苦手な人も含め、すべての国民が独立記念日を祝えることを願っている。シリコンバレーに近いトラヴィス空軍基地では、これらのテクノロジーを積極的に利用していきたい」とドローンパフォーマンスの採用について語りました。
Intelのドローン部門の責任者であるアニル・ナンドゥリ氏は「花火は視覚的にインパクトが大きく、祝賀ムードを効果的に演出し得くれるが、環境汚染や安全上の懸念があり、大きな音によって、周囲にストレスを与えることも考えられる。ドローンならば、これらの心配はなく、先進的なテクノロジーをもって新たなエンターテインメント体験を提供することができる」と、ドローンパフォーマンスの出来について太鼓判を押しています。
Intelは度々コンピューター制御によるドローンパフォーマンスを行っており、2018年3月の平昌五輪の開会式でも1000機以上のドローンによるパフォーマンスを行い、話題になりました。
(画像:Intel)