青森県弘前公園で、2018年4月21日〜5月6日にかけて開催された弘前さくらまつりで、ドローンを不正に飛ばした事例が4件あったことが弘前市の調査で分かりました。
このうちの1件では、ドローンが観光客のすぐ近くに墜落していて、けが人が出る恐れもありました。
ドローンを飛ばすことはさまざまな法令により規制を受けており、市では「ルールをしっかり理解してほしい」と呼びかけています。
「ドローンを操縦していたら見失った」という連絡が2018年4月25日午後3時半ごろに市公園緑地課にありました。
連絡を受けた職員がかけつけたところ、公園内の立ち入り禁止区域で、高さ6メートルほどの木の枝に引っかかっているドローンを見つけました。
その場所から40メートルほど隔てたところには露店が並び、落下した場所によっては人に衝突した可能性もありました。
所有者は中国人観光客の男性で、市に対して「ドローンを飛ばせないとは知らなかった」と話しています。市では、園内での飛行禁止を男性に説明したうえでドローンを返却しました。
今年のまつりでは、4月21日の開幕以来、外国人と思われるドローンがらみの騒ぎがほかに2件起きており、市公園緑地課では4月26日朝、公園入り口に注意書きを設置しました。