名古屋鉄道は2018年5月9日に、ドローンのパイロットを養成する“名鉄ドローンアカデミー神宮前校”を6月30日に開校することを発表しました。
同スクールは、名古屋市熱田区にある名鉄神宮前駅のビル内にあり、90分の初心者向け実技体験コース(税別1万円)と、2日間の業者向けアドバンスコース(税別30万円)などが用意されます。
名鉄は関連会社で、飛行機やヘリコプターを使用した航空事業を手掛けています。
この事業で獲得した知見を活かし、実践的な授業計画を用意する予定で、趣味としての空撮から、橋梁など生活基盤の保守といった産業向けまでを想定しています。
民間団体であるドローン操縦士協会DPAでは、2020年までに約14万人のパイロットが必要になると予想しています。
名鉄によりますと、ドローンスクール修了者は現在、数千人程度といいます。産業用途などでドローンに対する需要が拡大するなか、パイロット不足を解消することも狙いとしています。
安全に運用できる知識と技能を学べるよう、安藤隆司社長は「新たなビジネス分野開拓の取り組み」として、ドローンスクールの存在意義を説明しました。
同社としてはこれを第一歩として、ドローンを利用した様々なサービスの拡大に繋げたい考えです。なお、同社によりますと、鉄道会社がドローンスクールを開設するのはおそらく初めてであるとのことです。
全国的には、運送会社を主として開校が相次いでおり、担当者は「今のうちに参入しないと出遅れてしまう」と、今回の開校を急いだとしています。
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