AppleはAppleマップの改善のため、ドローンによる詳細な空撮映像を利用することを計画しています。まずはノースカロライナ州において、トランプ政権主導のドローン運用実験の一部として実行され、今後規制が緩和されれば順次世界中に拡大していく予定です。
米国運輸省は、増加の一途をたどるドローン需要に伴い、全米でのドローン運用実験を発表しています。食糧の配達から蚊の検出に至るまで多岐にわたる分野で行われるこれらのテストプロジェクトは、米国でのドローン産業の範囲を拡張し、より適切な形の規制を実現することを目的としています。
Appleの広報担当者によると、同社はAppleマップを改善するために世界中の空撮画像と地上画像の両方を収集することを目標としており、まもなくドローンを使用して空撮を開始していくとのことです。
AppleがマップアプリにおいてGoogleに対抗していきたいなら、これらのデータベースの大幅な強化は必然的なことだと思われます。
ただ、ノースカロライナ州での実験に関しては撮影される市民のプライバシー保護の問題も取りざたされています。Appleは問題ないとしており、公開前にすべての顔やナンバープレートをぼかす処理を行うなど、プライバシーを守ることに全力を尽くしていくとのことです。