サウジアラビア王宮上空を飛行していたドローンが撃墜される 銃声に付近は騒然

更新日: 2018.05.14 公開日: 2018.04.23
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サウジアラビアの首都リヤドの王宮付近で4月21日夜、無許可で飛行していたドローンが治安部隊に撃墜されました。

サウジアラビアでは現在、隣国イエメンのイスラム教シーア派武装組織フーシ派が繰り返し発射する弾道ミサイルへの警戒から、防空態勢を強化しています。ドローンは娯楽用のもので、武装組織が放ったものではないと見られていますが、所有者は明らかになっていません。

現場周辺で激しい銃声が響く映像がインターネット上に投稿されると、政情異変を憶測する声も聞かれました。

当時王宮にはサルマン国王は不在で、銃撃によるケガ人も出ませんでした。

この撃墜を受けてサウジアラビア内務省は翌日、新たな法整備が完了するまではドローン飛行を許可制とすることを発表しました。法整備は現在最終段階にあるとのことです。

また、リヤド上空を通過するすべての航空便が欠航となるなど、多方面に影響が出ています。