千葉県大多喜町で2018年3月20日、町役場職員を対象にした小型無人機ドローンの操縦研修会が開催されました。
各課から希望者が参加してドローンを飛ばし、災害時に人が立ち入ることが困難な場所で被害状況の確認を行ったり、町内で開くイベントで空撮を行ったりする際の利用法が検討されました。
今回の研修は横浜市に拠点を置き、ドローン販売などを手がけているアークステーションが担当しました。研修では、操作方法や安全対策のほかに飛行が制限されている区域などに関して、半日ほどかけて解説が行われました。
同町職員は今回の講習を機に、どのような分野でドローンを活かせるかを検討しました。また、必要に応じて機体の購入も検討することにしています。
同町は周りを山林に囲まれている地域が多く、自然災害発生時に道路が寸断されるなどによって、被害状況を把握することが困難となる可能性があります。
同町では職員が操縦方法をマスターすることで、被災状況を迅速に確認することが可能になると期待しており、今後の活用法を探ることにしています。
同町では、2017年11月に行われた防災訓練でも、ドローン販売やイベント開催を行っているドローンテクニカが参加し、ドローンによる空撮とドローン体験会を実施しています。