国土交通省は、2018年4月2日に航空法で定められた無人航空機の飛行許可承認手続における利便性を向上するため、オンラインによるサービスを開始すると発表しました。
オンラインサービスを利用することにより、申請者は場所や時間の制約を受けることなく申請が行えます。
複数の質問に回答することで申請書が自動的に作成され、容易にかつ確実に申請を行え、円滑に手続が進行するなど、多くのメリットが生まれます。
ドローンなどの無人航空機に関して、安全性を満たすために、2015年12月に改正された航空法に基づいて飛行空域と飛行方法が規制されています。
同規制では、空港などの周辺や人または家屋が密集する地区の上空で飛ばす場合には、国土交通大臣から許可を受ける必要があり、夜間や目視外などの飛行を行う場合には、国土交通大臣の承認を受ける必要があります。
これらの許可や承認の手続は、飛行する地区に応じて管轄している地方航空局または空港事務所などで行っています。
申請書内容の記入漏れなどで、申請者と審査側の間で数回のやりとりが必要で、手続の完了までに時間がかかるとの声も出ています。
許可や承認の件数は急激に増加しており、2017年は2016年と比較して約1.5倍に増加し、2018年以降はこれからもより増えると予想されています。