消防ドローン隊が発足 神奈川県では初 大和市、災害時に迅速に対応

更新日: 2018.05.14 公開日: 2018.03.13
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神奈川県大和市消防本部が、上空で動画を撮影することができる小型の無人航空機ドローンを利用した専門のチーム「消防ドローン隊」を発足させました。

ドローンを所有している自治体は他にもありますが、専門のチームを編成するのは県内では初めてとなります。

同隊は20人の市消防職員で編成され、災害が発生した際に現場の罹災状況を確実に掌握することで、素早い災害対応を行うことにしています。

同県大和市の引地台公園内にある大和スタジアムでチームの発足式が開催され、式では大規模な地震の発生を想定して、2人で1組の3つのチームがドローンを手動で操作しました。

擬似の火災現場、建物が倒壊した現場、倒れた電柱により道路が寸断された現場を空から撮影して、情報収集を行う示威飛行を行ったほか、空からのピンポイント観測や自動操縦による編隊飛行も行われました。

市ではドローンを現在13機所有しており、消防本部や本署、北分署、南分署、西出張所、柳橋出張所に2機ずつ配置し、1機を予備機とする予定です。

ドローンの操作が行える隊員の人数を2018年度内に合計40人に増やす計画としています。