KFCインドがチキンを食べた後、箱でドローンを作れるセットを発売

更新日: 2018.05.14 公開日: 2018.03.01
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2018年1月末、インドのケンタッキー・フライドチキン(以下、KFC)で、面白いキャンペーンが行われました。チキンを購入すると、ドローンのDIYキットがついてくるというキャンペーンで、このドローンには「KFO」という名前がつけられています。

KFCインドのマーケティング担当者は、「ケンタッキーは、食品と技術は消費者を興奮させる2つの要素だと考えており、DIYドローンは、スモーキー・グリルド・ウイングスの誕生を記念したおまけだ」と述べ、新商品である燻製グリルチキンの販売促進に繋げたいと考えている事を明らかにしました。

このKFC特製ドローンは、バッテリー駆動で、接続方式はBluetoothです。別途コントローラーを用意する必要がなく、Android、iOSのスマートフォンにアプリをダウンロードし、コントローラーとして使用できます。

スマホ用コントローラーアプリは意外にも高性能で、細かな調整機能や、フライト・データ機能が付いています。コントローラーのインターフェースに表示されるバーチャル・ジョイスティックにより、直感的に上下左右のコントロールができます。

形状は赤いプロペラが4つ搭載されている典型的なクアッドコプターで、本体はプラモデルのような感覚で組み立てられます。モーターやプリント基板等のパーツ類はスモーキー・チキンと一緒に収納されており、取り出して使用します。

インドの民間航空局(DGCA)の規制範囲外となっているため、ドローンで遊ぶ際に、細かな法規制を考慮する必要がありません。KFCは、安全とマナーを守って操作すること、他の人から離れた場所で操作することなど、ユーザーに注意を喚起しています。

ケンタッキー・フライドチキンは、これまでにも斬新な商品を数多く提供してきました。一例として、チキンの油で手が汚れても、スマホを操作できるように開発されたのが、Bluetoothキーボードタイプのトレーペーパーです。イートインの際にトレーの上に敷かれるあの広告紙が、なんとキーボードになるのです。

全てのキーにフライドチキンがあしらわれたKFC特製キーボードもあり、これに付随して、フライドチキン型マウス、大きすぎてラップトップのUSBポートに挿さらないという、ユニークなフライドチキン型USBフラッシュメモリーなどのおまけがあります。

テクノロジーの進歩に伴って進化するKFCのおまけ商品、これから先も、どんなプロダクトが発売されるのか楽しみなところです。