自殺志願の男性から救助要請 警察のドローンが発見も男性はすでに死亡

更新日: 2018.05.14 公開日: 2018.02.16
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栃木県那須町で、自殺をするために山林に分け入った男性から救助の要請があり、栃木県警のドローンが男性を見つけましたが、その場で亡くなっていることが確認されました。

栃木県警によりますと、2018年1月11日午後4時過ぎに、那須町で50歳代の男性から「自殺しようとして山に入ってきたが、救助してほしい」と警察署に電話で救助の要請がありました。

この要請を受けて警察が男性の捜索を開始し、12日になってからはドローンも利用して捜索していたところ、13日午前10時半過ぎになって、山林の中に倒れていた男性を見つけました。

男性の発見現場に捜索隊が出動しましたが、男性はすでに死亡していました。死因は不明だということです。

栃木県警では、2017年3月に高校生ら8人が登山講習中に雪崩に巻き込まれて亡くなった事故を受け、雪山での遭難者捜索に備える体制を整備してきました。

今回男性を見つけたドローンは、その体制整備の一環として導入されたもので、人の体温を感知できる赤外線カメラを搭載しており、先月になって栃木県警が導入していたものです。

また同月8日には、栃木県警が登山中に滑落した遭難者を救助することを想定し、ドローンを用いた雪山の遭難者捜索訓練を行っていました。