若者の車離れなどにより生徒数の減少に直面している自動車教習所のサバイバル策として、「ドローンの教習」へ進出するケースが増えてきました。
走行と飛行という違いはありますが、蓄積した「操縦を教える」技術を生かすことができるほか、教習所の広大な敷地も利用することができるため、2017年12月には業界内でグループを立ち上げるなど、新しい動きが進んでいます。
2017年10月中旬、東京都内の会議室に満杯の参加者からは質問が相次ぎました。全員が全国から参加した20社以上の自動車教習所の関係者たちです。
この会議はドローンの教習が行える自動車教習所の業界団体である「全国自動車学校ドローンコンソーシアム(ジドコン)」を立ち上げるために、自動車教習所向けに開催した説明会です。
同コンソーシアムに加盟すると、指導員育成などのドローン事業を起業する際に協力を受けることができ、受講した生徒は、日本UAS産業振興協議会 JUIDA発行の証明証を受け取ることができます。
設立準備総会にあたる2017年12月17日には、指定自動車教習所16校が参加しました。事務局の事業コンサルタント会社「スペースワン」の小林康宏社長によれば「当初の予想より多くの教習所から参加していただいた」と大きな反響があったことを語っています。
自動車教習所はドローン事業に必要となる広い面積を所有しており、教習ビジネスとしては先駆的な存在です。ドローンの教習でも高い品質で競争優位に立てる余地が大きいとされます。
自動車教習所の指導員が、ドローンの講師免許を取れば、余剰人員を有効活用できるメリットもあります。既にドローンの教習に舵を切り、実績を挙げる教習所も出てきているとのことです。
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