関西電力は2017年12月8日、一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会DPCAの、「DRONEフライトオペレーター講習」を関電の研修センターで行いました。
関電はドローンの操縦を行える社員を養成し、自社の設備の点検・保守業務への応用を目指しています。講習には社外からの参加も可能で関電社員1人のほか、12人が参加しました。
講習は、大阪府茨木市の研修センターである「関西電力能力開発センター」で実施され、敷地内には鉄塔や電柱など研修に使用する設備が備えられており、点検・保守の現場と同じような環境で講習が行われました。
同社では業務の高度化や事業開発を先導するドローンパイロットの養成をめざしており、今回の講習もその一環として行なわれました。
同社などによりますと、電力設備のある場所でのドローンパイロットの講習会は全国でも初めてといいます。
電力業界では、点検・保守など高所での作業の水準を保ちながら、効率面と安全面の向上が課題となっています。
ドローンの利用で早期に補修箇所を発見できたり、安全な作業を実現できたりするかを検討していて、試験的に導入も行っています。
社内で操縦できる社員を20人程度育成することにしており、2019年度から発電所での点検・保守にドローンを利用する方針です。
同社ではこうした方針を踏まえて、2017年11月9日にDPCAと業務提携を結び、今回の講習会実施につながりました。
同社経営企画室の福島武志専任部長は、「今後も関電の技術革新の取組みとして、ドローン自律航行の試験や、充電施設の検証などドローンの社会基盤化を目指した課題の解決をDPCAとともに進めて行きます」と話しました。
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