PITTAは機動戦士ガンダムに出てくるロボット「ハロ」を連想させるドローンで、セルフィーカメラ、セキュリティーカメラ、ドローンカメラの3つの機能を備えたドローンです。姿かたちがハリーポッターの「ゴールデン スニッチ」に似ているという人もいれば、スターウォーズに出てきそうな飛行物体だという人もいます。そのかわいい外見は、ドローンというより新しいアシスタントロボットのようです。
このPITTAというドローンは、キックスターターというプロジェクト支援プラットフォーム内で起業した、EYEDEA,INCという会社が開発した商品です。2015年1月創立のスタートアップ企業ですが、そのアイデアは十分洞察されたもので、現代のニーズにふさわしいものといえます。キックスターターは、→世界最大のクラウドファンディングプラットフォームで、世界中で13万件以上のプロジェクトが1000万人以上によって支援されています。
EYEDEA,INCの設立者であるJB Hwang氏は、もともと熱狂的なGoProユーザーでしたが、後にドローンに移行しました。しかし、ドローンの操作は難しく、経験が必要であることを体感し、今回のPITTA開発に至ったということです。PITTAは特別なドローンの操作技術は必要なく、誰でも簡単に利用できるのがポイントです。
PITTAは、以下の用途で使用することができます。
1、アクションカム
2、セルフィーカメラ
3、ドローン空撮
4、ホームセキュリティー用カメラ
マウントがついているので、手に持ちながら、また乗り物に固定して、アクションカムとして使用することができます。4つのローターがついたアタッチメントを装着すれば、小型ドローンとして使用できます。また、家の中に設置しておけば、Wi-Fiセキュリティーカメラにもなります。カメラ性能は4K、30fpsと高画質で、13メガピクセルの静止画を撮影することもできます。
PITTAはドローンとして使用した場合に本領を発揮します。自動追尾機能がついているので、例えばセルフィーでライブ実況などを行う際に、自撮り棒が必要ありません。また、スマートフォンでPITTAを操作し、従来のドローンのように使用することもできます。なによりも、コンパクトなので、ドローン専用のカバンを持ち歩く必要がなく、小さめのバッグでも携帯できます。
PITTAの出荷は2018年の4月にスタートし、価格は日本円で3万円ほどです。