福島でドローンなど実証実験、県整備の大規模試験場を活用 NEDO

更新日: 2018.05.10 公開日: 2018.01.03
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新エネルギー産業技術総合開発機構 NEDOは2017年11月22日、ドローンやロボットの実証実験技術開発に関して協力する協定を福島県と締結しました。

福島県が南相馬市と浪江町で整備を行っている、約50ヘクタールを超える大規模試験場である「ロボットテストフィールド」を活用し、ドローンなどの耐久性と安全性を定量的に正確に測定する技術の確立を目指します。

福島県は、東日本大震災とそれにともなう東京電力福島第1原発事故で被害を受けた沿岸地域の復興のために、2018年度での一部運用開始を目標として大規模試験場を整備中です。

さまざまなドローンの各種実証実験のほかに、水深7メートルのプールを使用して、ロボットがダムの老朽化した箇所を点検する性能試験も実施できるようにします。

NEDOは、この試験場に併設される風洞実験施設を使用し、強風の状況の中でもドローンが安定した飛行ができるかを検証する技術の確立を進める方針です。

今回の協定締結によって、NEDOは地元住民との協議で福島県の協力が得られることになります。

福島県としてはNEDOの情報発信力を活かし、試験場の利用を国内国外の企業や研究機関に広く呼び掛けることにしています。

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