オーストラリア証券取引所に上場したばかりの水中ドローンの製造販場会社「アクアボティックス社」によると、飛行ドローンと同様に水中ドローン市場もこれから伸びていく見込みです。
この水中ドローンでは、高品質なHD映像や静止画を撮影でき、省電力なので、多方面の業界での応用も期待されています。
ワイヤレスで潜水ルートの記録、暗所での録画はもちろん、ケーブル装着時には水面のベースコントローラに映像をリアルタイムで映し出したり、ピンポイントで対象を調査、検証したりすることができます。もちろん、クラウド経由でラップトップやiPadからコントロールも可能です。
クライアントにはアメリカ海軍、アメリカ海上保安庁、アメリカ国土保安保障省をはじめ石油業界、大学などが名を連ね、NASAでもすでにプロジェクト用に発注済です。
さらに水産関係者や海上保安関係者、軍関係、ライフセーバー、港湾関係者、パイプライン業者などが導入を検討しています。
アクアボティックス社はすでに米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドをはじめ多くの国に代理店を持っており、今後さらに大企業も参入してくると予想されます。
2016年にボーイング社が自律型ロボット会社を大金で買収しましたが、このように近年、吸収合併も増えています。
また、2017年初めに行われたアクアボティックス社の企業評価において、同社はオーストラリア証券取引所の有望株とされています。2017年に小さな損失を出すものの、2018年から2020年にかけて大きく利益を伸ばすとの見込みです。
同調査において、アクアボティックス社は今後70%と非常に高い利益率を誇ると予想されていますが、まだまだこの業界に参入しようとする企業は少なく、プロモーションの余地があります。