中国は2018年には空飛ぶ車を大量生産する方法を模索していますが、今後は乗客が想像するよりも早く空を旅することができるようになる可能性があります。
中国のベンチャー企業、EHANG(イハン)社は、既に1人乗りのE-184というドローンを試験中ですが、現在は2人乗りが可能なタイプの開発に取り組んでいます。
同社は以前ドバイにて、時速100キロ前後で飛ぶことができる空飛ぶ車を「タクシードローン」として製造する計画を発表しました。
しかし今では市の承認が得られ、さらに野心的な“量産”計画の一環として、2018年から企画を実行に移す構えです。
EHANG社は「完全に自動化された生産ラインを導入する計画もあります」と発表しており、乗客を乗せて飛ぶ車が登場するのは、ドバイだけではなく、同社はサウジアラビアや、シンガポール、そしていくつかの欧州の都市でも同計画を実施したいとしています。
同社のトップは「2018年の初めには、乗客用ドローンを量産体制に乗せたい」と語っています。同年には製造能力を高めるために、全自動化された生産ラインの導入を目指すとのことです。
未来の空飛ぶ車には、4つのバッテリー駆動のプロペラと事前プログラムできる飛行経路があります。直近ではそのモデルはEHANGの本社がある、中国南部の使用されていないテーマパークで試験されていて、空飛ぶ車については他社よりもリードしています。
また、「日刊スター・オンライン」では、英国の会社が世界初の空飛ぶ自動車を開発することを公表したことを報じました。Neo X-Craftは、ノッティンガムに本拠を置くVRCO社によって開発されており、3年後には空中飛行するかもしれないと同社は公表しています。
同社が温めている計画中のドローンは空・陸・海を走行することができますが、150万ポンド(約2.27億円)の巨額のコストを要します。最高で210mph(337.9622kph)の速度に達することができ、1,000フィート(304.80メートル)と3,000フィート(914メートル)の間で1時間飛ぶことができます。また、車道や庭など、安全であればどこからでも垂直に飛び立つことが可能です。