英国がドローン所有者へのテストを検討 飛行規制区域拡大の可能性も

更新日: 2018.05.10 公開日: 2017.12.24
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英当局が、ドローン所有者への新たな規制の導入を計画していることが分かりました。新たに安全に関するテストを受験することを義務化するとともに、飛行が規制される区域が導入される可能性があります。

英国の計画では、ドローンを飛ばすために、自動車運転免許を取得するのと同様、実技と知識に関するテストに合格する手続きが必要となる公算があります。

英当局の監査を受ける今回の規制は、余暇活動でドローンを飛ばしたい人に対して、安全についての知識が備わっているかを認定するテストを義務化するものとなります。

英メディアが報じたところによると、テストでの認定を受けずにドローンを飛ばすと、警察は犯罪に使われた恐れのあるドローンを差し押さえることができ、認定を受けずに飛ばしたドローンにも当てはめられる可能性があるとしています。

今回の規制は、重さが250g以上のドローンに対して施行される予定です。またこうしたドローンは、約122mを超える高さおよび空港周辺での飛行などが制限される可能性があります。

ドローンの開発会社であるDJIなどは、飛行禁止区域を検知して回避する技術をすでにドローンのソフトウェアに組み込んでいますが、そうした回避動作を無効にするために不正侵入されるという事例も起きており、より高いセキュリティが求められています。