ブイキューブロボティクスが愛媛県原子力防災訓練に参加、避難経路の被災状況確認にドローンを活用

更新日: 2018.05.10 公開日: 2017.12.23
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企業や自治体向けに業務用ドローンソリューションを提供している株式会社ブイキューブロボティクスは、株式会社NTTデータへノウハウを提供することを通して、2017年11月14日に愛媛県が実施した愛媛県原子力防災訓練に参加し、避難ルートの罹災状況の把握にドローンを利用する検証テストを行いました。

検証テストでは、原子力発電所で重大な事故が発生した場合に、近郊地区の避難ルートの罹災状況の把握にドローンを使用し、周辺住民の避難にドローンを利用する有用性を見極めるために四国電力伊方原子力発電所で実施されました。

大地震で伊方原発3号機が停止して放射性物質が拡散したとの事故を仮想し、約23,000人が訓練に参加しました。

ドローンは90mの高さから避難ルートの様子を捉え、70km隔てた県庁対策本部へ即時に画像を送信しました。

訓練ではブイキューブロボティクスが、自動飛行制御の開発で協力したNTTデータのドローン管制システム「airpalette UTM」を使用しました。

このシステムでドローンを制御し、ブイキューブロボティクスの映像シェア技術を用いて原発周辺の避難ルートの状況を関係各方面で同時に把握することができました。

これによりドローンを利用した画像が、住民の避難を達成するうえで役立つことが立証されました。