2017年11月5日、ノースカロライナ州ランドルフ郡においてメアリー・ブラウンさん(81)がトウモロコシ畑で行方不明になったものの、ドローンによる捜索で25分足らずで無事発見、救助されました。
Fox Newsによると、ブラウンさんは自宅近くを散歩していましたが、午前11時30分頃にトウモロコシ畑の中で、自分の現在地がわからなくなってしまったとのことです。
通報を受けた地元のランドルフ郡保安局は、広大なトウモロコシ畑での捜索に苦慮し、ドローンを出動させました。
今回ブラウンさんの救助に使われたドローンの機種は判明していませんが、ランドルフ郡保安局は救助の際、ドローンから撮影された映像の一部をFacebookページに投稿しました。
https://www.facebook.com/RandolphCountyNCSheriffsOffice/videos/1337181786407910/
映像を見ると、ドローンの下にブラウンさんが立っていることがわかります。その後2人の警察官がブラウンさんを保護しています。
保安局はFacebook投稿で、ドローンによる捜索で、25分以内に行方不明者を見つけ出すことができたと発表しました。また、保安局では捜査にドローンを導入したばかりで、捜査の質を高める「Good to Great」プロジェクトの一環だったとのことです。
捜索や救助に関して、現状ドローンの右に出るツールはありません。以前は多額の費用をかけてヘリコプターを飛ばし、サーモカメラ等を使わないと出来なかったような捜索が、ドローンではいとも簡単に実現できます。
過去数ヶ月でドローンが救助に役立った多くの事例が報告されています。レスキュー隊は、ドローンの経済性と、広い拡張性に大いに助けられています。
公的機関のドローン使用に関して、全米の警察署が規制緩和を要求しています。もしも今回の捜索でドローンが利用できなかったとしたら、ブラウンさんが無事に保護されたかどうかはわかりません。
山や広大な農地など、人力で捜索するのが困難な地形で遭難してしまった場合は、救急隊がより積極的にドローンを利用できると効率的でしょう。