電池・光学部品などの電気機器を製造するメーカー、マクセル株式会社は、農業用ドローンを開発するメーカーである株式会社ナイルワークスと共同で、農業用ドローン専用のリチウムイオン電池を開発しました。
農業用ドローンに搭載されるバッテリーはスマートフォンと比較すると、その容量は約60倍であり、充電中や保管中の火災事故や劣化による機能の低下が課題となっています。
今回共同開発されたバッテリーは電池を構成する部品を厳選し、状況に応じて電池の状態を制御するシステムや、劣化状況を予測する機能を搭載しており、農業現場での安全な運用を可能にしました。
この電池パックは、複数の電池をつなげることで電気容量を増やしています。直列で12個繋げた場合の電気容量は435.12Wであり、専用の充電器は電池パックを6個搭載することができ、同時に2個ずつの充電が可能です。
マクセルとナイルワークスは、今後も農業用ドローンの安心で安全な運用を目指し、さらに高性能なバッテリーの開発に力を入れていく方針です。