2017年11月4日午後2時ごろ、岐阜県大垣市で行われていた「ロボフェスおおがき2017」のイベント中、上空からお菓子を撒いていたドローンが落下し、子ども4人を含む6人が軽い怪我を負いました。落下したドローンは直径85cm、高さ55cm、重さ4kgで、来場者の上空約10mから落下しました。
落下当時は、約600人が集まっており、重大な事故につながる危険もありました。
事故当日は、上空からお菓子を撒くイベントのため、午前と午後の2回、ドローンが飛ばされましたが、午前の飛行で問題は見つからなかったようで、県警が落下原因について詳しく調査しています。
また、今回の落下の原因について、お菓子を撒いたときにバランスを崩してしまった、電波が干渉して操縦不能になったなど、様々な憶測が飛び交っています。
ドローンの安全な運用を目指す団体「日本ドローン空撮協会」によると、ドローンによって第三者が負傷する事故は今回が初めてで、負傷者の数も最多であるとのことでした。
今回の事故を受けて、人混みの上でドローンを飛ばすのは危険であるとの意見も改めて出ているようですが、ドローンの活用が進む中で、安全性についての課題の解決は最も重要になっており、その解決に向けた研究や、制度の整備を急ぐ必要性が問われています。