2017年 9月1日、「建築技術とドローン技術の融合」を目的とし、日本建築ドローン協会、通称JADA(ジャダ)が設立されました。
会長には芝浦工業大学建築学部建築学科の本橋健司教授が就任。設立メンバーは、建築学や災害対策、ドローン技術など、様々な分野の専門家、各種団体によって構成されています。建築分野でのドローンの活用に向けて技術講習会などを主催し、人材の育成や効率化を支援します。
ドローンは建築現場での人材不足の解消や、作業の効率化に有用であるとの期待が広がっています。しかし実際は、建築の専門技術者がドローンの技術を習得する機会が少なく、実際に活用するまでには至りませんでした。
そこでJADAは、他のドローン関連団体などと協力して人材育成のための委員会を設け、育成のための計画を作成。2018年秋には認定技術者講習会も予定しています。
建築現場でのドローン技術の活用が広がれば、外壁検査など、建物の点検を始め、資材、工具の運搬といったさまざまな分野での活躍が期待されます。
2017年 9月29日に行われた会見では、「現在は既存の技術の補完、支援する技術としてドローンが取り入れられていますが、最終的には建築の様々な場面において、ドローン技術を活用していきたい」としています。