米連邦航空局(FAA)は、米国時間9月28日に「自由の女神」を含む10個の歴史的建造物を対象に、境界線から400フィート(約121.9m)以内をドローン(無人航空機)が許可なく飛ぶことを禁止しました。
同局は米国家安全保障局および法執行機関の要請を受けて、今回の措置を「 Title 14 of the Code of Federal Regulations (14 CFR)」に基づき実施しています。
アメリカ国内での歴史的建造物の上空をドローンが飛び回ることについて、FAAが制限を実施するのは今回が初めての事例です。
今回の法規制により、ドローンの操縦者が飛行制限空域に侵入して飛行させた場合、民事上の罰則や刑事罰の可能性も含む法執行措置の対象となります。
同規制は2017年10月5日の時点で発行され、以後にこれらの飛行制限空域での飛行を行う場合は、事前に許可を得る必要があります。
今回の飛行制限空域に指定されたのは、具体的には、自由の女神・ボストン国立歴史公園・インディペンデンス国立歴史公園・フォルサルダム・グレンキャニオンダム・グランドクーレーダム・フーバーダム・ジェファーソン国家拡大記念碑・マウントラシュモア国立記念碑・シャスタダムの10ヶ所です。