ドローンとメルセデスベンツを併用。次世代輸送システムの実験へ

更新日: 2018.05.10 公開日: 2017.10.20
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ドイツの自動車会社、ダイムラー社が所有するブランド「メルセデスベンツ」は、ドローンを利用して、コーヒー豆などの小型商品配達時間短縮を計画しています。

ダイムラー社は、EコマースのスタートアップSiroop社・ドローンメーカーのMatternet社と協力することで、メルセデスベンツの「Vito」バンを、ドローン発着が可能なプラットホームにしようとしています。

具体的なサービス内容としては、コーヒー豆・スマートフォン・スマートウォッチ・Ray-Banのサングラスなどのドローン配送対応商品をインターネットオンラインショッピングサイトSiroopで注文すると、その後、ドローンがドイツのチューリッヒ地方のあらかじめ設定された場所まで飛行し、メルセデスベンツの「Vito」バンの屋根に着陸、バンが注文された商品を顧客に届け、配達が完了します。

今回の取り組みはドローンとメルセデスベンツを併用することで、より素早く顧客に商品を届けるシステムを作り上げることが目的です。

同プロジェクトの骨子としては、ドローンがメルセデスベンツへの連絡手段として利用されるにとどまっています。

しかし、ドローン、自動車のどちらもが自動化されるようになれば、商品注文と同時にドローンが各地に配備されたメルセデスベンツに移動、商品を受け取り、顧客に送り届けるという無人システムにまで進化する可能性を秘めています。

大規模な都市環境でテストを行える機会を利用し、ドローンによる次世代輸送の可能性をダイムラー社は模索しています。