一般財団法人セキュアドローン協議会は6月17日、「ドローンセキュリティガイド 第3版」を公開しました。

本セキュリティガイドは、機体制御・管理・通信・アプリケーション・クラウドなどのドローンに関するセキュリティやメーカー、サービス提供事業者へ向けたセキュリティ対策など、ドローンの産業利用における指針について述べています。

主な改定内容は、以下の通りです。

産業用ドローンは、人口密度地区での目視外飛行（レベル4）の実現や無人航空機における携帯電話などの端末の上空利用緩和などが整備されており、本格的な社会実装が間近に迫っています。

インターネットオフライン時でのセキュリティ対策は必要とされていましたが、サイバーセキュリティを含む総合的なセキュリティ対策が実装されていない状態で、ドローンがインターネットオンラインになると様々な混乱を招く恐れがあります。

そこでセキュアドローン協議会は、第三者による攻撃や関連法令の遵守、事故・事件発生時のブランドイメージへの影響、機密データ漏えいなどのリスク回避を目的に、各企業のドローン・セキュリティ技術やICT関連技術、経験や知見を活かしてドローンの安心・安全な操作環境を確立するため、本セキュリティガイドを作成しました。

今回改定されたセキュリティガイドは、「Japan Drone 2022」にて公開されました。

加えて展示ブースではドローンセキュリティガイドの開設や会場内の出展者ワークショップ、「ドローン社会実装に向けてのセキュリティ対策」がテーマのオンラインセミナーが開催されています。