株式会社トルビズオンは、佐賀県多久市・笹川工建株式会社・ソフトバンク株式会社の協力のもと、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill」を用いたドローン空路のリスクアセスメントに関する実証実験を行いました。
ドローンを空路上に正確に飛ばすためには、XYZ軸のすべてにおいて飛行の精度が求められます。
設定した飛行ルートに大幅な誤差が生じないよう、準天頂衛星「みちびき」などのGNSS(全球測位衛星システム)から受診した信号を利用する、RTK測位を活用して高精度での飛行が可能かどうかを実験しました。
実験ではドローンにソフトバンクのGNSS受信機「LC01」を搭載し、湾曲が続いてる用水路と高低差が激しい山間部の2ルートを飛行。
用水路ではXY軸方向、山間部ではZ軸方向における位置情報の誤差を検証し、どちらのルートでも上空での正確な位置情報取得に成功しました。
同時に、データとRTK測位有り・無しの測位情報を比較することで、これらの精度を検証しています。
トルビズオンはネットワークRTKの精度が安心・安全な空路デザインにおいて、実用に値することを確認しました。
今後は全国を対象に、ドローン物流空路のリスクアセスメントサービスを開始するといいます。
また、ソラシェアが管理する空路を安心して飛行できるよう、ソラシェアとichimillのセット販売などを行っていくとしています。