ドローンのパイロット(操縦士)育成を目的とした「ドローンスクール千葉幕張」が、イオンモール幕張新都心のアクティブモール内にオープンしました。
趣味からビジネス目的まで市場が拡大しているドローンですが、免許制度の導入が想定される中、確かな技術へのニーズが高まると見込んで県内の不動産業者が設立したものです。
免許制度導入を見据えて「ドローンの教習所」を目指すとともに、県内における大規模災害時に協力するボランティアチームの立ち上げも狙っています。
受講生には災害時の情報収集や人命救助などに協力したい旨を説明し、それに同意した人のリストも作成しています。
同スクールを運営する不動産・リフォーム会社の「住まいあんしん倶楽部」のご津男社長は、「多くの人に賛同してもらっている。将来的には千葉の防災ボランティアチームをつくりたい」と語りました。
同スクールは年中無休で、屋内の全天候型コートに加えてイオン協力のもと平面駐車場を屋外コートとして利用しています。
コースは初心者向けから上級者向けまで用意されており、初心者向けの基本コースにおける受講料は計30万円です。
基本コースの修了でDPA(ドローン操縦士協会)の「ドローン操縦士回転翼3級」資格が最短3日間で取得可能です。
資格取得後は、国土交通省への飛行許可申請を簡略化できる仕組みとなっています。
3月末の開校以降、25名(4月現在)が受講申し込みをしている状況です。
建築業や工業といったビジネス目的だけでなく、定年退職後の趣味として操縦を楽しみたい人など様々な層からの申し込みがあるといいます。