アルフレッサ、エアロネクスト、NEXT DELIVERYの3社は4月23日、災害時の医薬品配送を見据え、静岡県川根本町でドローンを活用した医療機関への医薬品の定期配送を開始したと発表しました。
サービス運用の流れとしては、アルフレッサ静岡物流センターからNEXT DELIVERY配送拠点(旧中川根南部小学校のドローンデポ)まで、陸路で必要な医薬品を輸送。
そして、配送拠点から遠方のエリアには、ドローンか車両で配送します。
初期は1軒の医療機関から実装を開始し、今後は川根本町内の医療機関に拡充していく予定です。
静岡県の中央部に位置する川根本町内は、大井川に沿って東西約23km・南北約40kmの細長い形状をしており、森林が面積の約90%を占めています。
街の中心地から離れた地域では高齢化に伴い買い物が困難になることが問題視されている他、有事の際に孤立する地域が多く、災害により道路が遮断された際の物資輸送も課題となっていました。
なお、本サービスにおけるドローン飛行は、航空法で分類されているレベル3.5飛行(特定の要件を満たすことで道路などの横断を容易化する飛行方法)で実施されます。
そのうえで、温度管理や施錠管理などの規則を定めた「ドローンによる医薬品配送に関するガイドライン」に準拠した方法で定期配送を行うとのことです。
(画像引用:https://www.alfresa.co.jp/highlight/post-000333/)