中国の新興ドローンブランドである飛米機器人科技(FIMI)は、最新モデル「FIMI X8 Tele」を発表しました。
FIMI X8 Teleは4800万画素の広角レンズと1300万画素の望遠レンズを搭載したデュアルカメラシステムとなっており、ソニー製のCMOSセンサーを採用。
焦点距離24~120ミリで光学ズーム5倍、ハイブリッド光学ズーム30倍に対応し、多様なニーズを満たす撮影性能を備えています。
空撮はもちろん、災害現場の要救助者発見にも役立つ性能の高さです。
さらにFIMI X8 Teleの大きな特徴として、「AIスーパー夜景モード」を搭載しています。
AIでノイズを除去してSN比を大きく向上させ、夜間の照度が低い環境でも鮮明な映像を撮影することができます。
また、リアルタイムハイビジョンデジタル映像転送システム「SoLink」により、2.4GHzと5.8GHzの電波帯に対応しており、最大10キロメートルの距離でもスムーズにリアルタイム映像を伝送することが可能です。
機体の前後と下部で合わせて6つ内蔵された障害物センサーによる、360°障害物回避機能も搭載。
最大20メートルの距離にある障害物を検知し、自動で回避します。
飛行時間は標準バッテリーで約38分間、大容量バッテリーで約47分間の飛行が可能です。
飛行性能・撮影性能・安全性能のすべてが高水準である一方で、定価は399ドル(約6万円)と、最大手ドローンメーカーDJIに引けを取らないコストパフォーマンスの高さを誇ります。
さらなる拡大が予想されるドローン市場において、未だトップの座を譲る気配のないDJIに対し、FIMIドローンの「コストパフォーマンス」という武器がいかに競争へ影響を及ぼすのか、今後も注目していきたいところです。
(画像引用:https://www.fimi.com/fimi-x8-tele.html#)