クロステックフィールドジャパン、DJI製物流ドローンで6kmの輸送実験に成功

更新日: 2024.07.01 公開日: 2024.07.01
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クロステックフィールドジャパン株式会社は、物流ドローン「DJI FlyCart 30」を使った、6kmの距離で荷物を輸送する実証実験に成功しました。

クロステックフィールドジャパンは、ドローンの空路開発などを目的に岐阜県のドローン事業者など、賛同する会社が集まり共同で設立されました。

同社は2024年5月7日(火)に岐阜県関市・各務原市と共に、ドローンをはじめとする次世代高度技術を活用し、地域課題の解決に向けた事業者災害対応を強化するため、連携協定を締結しています。

この協定にもとづく事業のひとつとして、災害時を想定した物流ドローンによる飛行実証実験を実施しました。

実験は、500ml入りのペットボトル24本をDJI製物流ドローン「DJI FlyCart 30」に積み、中日本航空専門学校からテクノプラザへ自動航行で飛行させるというものです。

航空法に基づき、人・物から30m以上離れていることを確認後、飛行を開始しました。

雨の中の実施となりましたが、「DJI FlyCart 30」は荷物を載せたまま問題なく飛行を続け、離陸から約12分後に目的地へ到着しました。

クロステックフィールドジャパン設立メンバーの1人である石田宏樹代表(株式会社ROBOZ)は、今回の実証実験について、予定通りの進行・スムーズなスタッフ連携・想定していたリスクの排除などを踏まえて、”100点”と評価しました。

今回の成功に続き、今後はレベル3飛行・長距離ドローン輸送・ドローン運行経路の拡張とドローン物流を強く推進していくと語っています。

また、ROBOZとして山間部での災害物資輸送・農作物のファーストワンマイル輸送・スーパーから過疎地への物資輸送など、長距離ドローン輸送を本年度に実施する予定とのことです。

岐阜県は「岐阜県ドローンビジネス推進研究会」の立ち上げをはじめ、ドローン産業の後押しに積極的な姿勢を見せています。

今後、岐阜県内でドローンの利活用がいかに拡大していくのか、要注目です。