日本郵便が国内初「レベル4飛行」による郵便配達実験を実施

更新日: 2023.05.29 公開日: 2023.04.07
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日本郵便は東京・奥多摩町の山間部で、国内初の「レベル4飛行」による郵便配達実験を実施しました。

レベル4飛行とはドローンを人がいる地域の上空や目視で確認できない空域に飛ばすという飛行法方法で、2022年の航空法改正にて解禁されています。

今回の実験でドローンは住宅地にある郵便局を飛び立ち、直線距離にして2キロ余り離れた住宅まで5分ほどで小包を配達しました。

バイクなどによる配達では片道20分ほどかかると言われており、ドローンによる配達は、配達員などの人手不足が問題視されている中で効果的な解決策になることが期待されています。

実験で使われたドローンは重さ1キロ程度の荷物を運ぶことができ、機体が一定以上傾くとパラシュートを開いて墜落を防ぐとのことです。

日本郵便は、「できるだけ早く実用化したい」と述べています。

なお、日本郵便は2022年12月の時点でレベル4飛行の解禁に伴い、ドローンを使った郵便配達を2023年度から本格的に始める方針を明らかとしています。