出前館とエアロネクストが業務提携を締結 ドローンを活用した商品流通の仕組み構築に向けて

更新日: 2023.05.27 公開日: 2023.02.07
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株式会社出前館と株式会社エアロネクストは、2022年12月29日にドローンを活用した新しい商品流通の仕組み構築に向けた業務提携契約を締結したことを発表しました。

本提携をきっかけに、新スマート物流SkyHubの導入を予定している自治体において、出前館アプリと連携した空輸・陸送のハイブリッドデリバリーサービスの地域導入を共同で推進するとのことです。

具体的な内容としては、まずセイノーホールディングス(セイノーHD)とエアロネクストが包括連携協定を締結している福島県敦賀市と茨城県境町から運用を開始し、その後全国のの自治体でも連携して展開を進め、SkyHubの社会実装を加速していくといいます。

全国の基礎自治体(市区町村)の1,747自治体のうち、過疎地を抱える自治体は885(2022年4月総務省発表)で全体の半数を超えています。

過疎地では買物弱者・医療弱者・物流弱者の他、地域の交通機関の休廃線して移動手段がなくなるなど、人・モノの移動に関わる様々な課題を抱えているのが現状です。

出前館は「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」というビジョンを掲げながら、新しいテクノロジーを活用しつつ、人々を支えるラインインフラとしてデリバリーの日常化を目指すという目的があります。

一方でエアロネクストは産業用ドローンの技術開発をベースにドローン配送事業を展開しており、主に過疎地・中山間地などにおける新たな物流インフラの構築で地域課題の解決に取り組んでいます。

出前館とエアロネクストは地域社会の課題解決に向けて、すでに横須賀市や敦賀市でドローン配送実証実験を実施しています。

両社それぞれの強みを活かしながら更なる連携強化を図り、新たな商品流通の仕組みを構築することで双方の目的を達成するための取り組みを、協業で実現していくとしています。