株式会社NTTドコモは(以下「ドコモ」)は、災害時に利用が困難となった携帯サービスエリアの早期復旧を目的とした「ドローン中継局」の運用を、2022年2月9日より全国で開始しました。

ドローン中継局は、ドローンの利用を想定した専用の小型中継器を搭載し、周辺にあるドコモの基地局電波を上空で捉えて中継することで、臨時のエリアを形成します。

従来の移動基地局車よりも可搬性に優れている他、現場到着から約1時間で運用を開始することができるため、被災現場の状況に応じて柔軟かつ迅速なエリア復旧の作業を実現できます。

なお、ドコモは2017年5月よりドローン中継局の導入に向けた実証実験などを推進していました。

災害時などで係留するドローンでの中継局運用を可能とする2020年6月の電波法令改正以降、一部地域への配備や飛行訓練を実施。

そして今回、全国主要保守拠点への配備および運用習熟が進んだため、全国での運用を開始する運びとなりました。

（画像引用：https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2022/02/images/09_00-1.jpg）