福井県敦賀市・セイノーホールディングス株式会社・株式会社エアロネクスト・株式会社NEXT DELIVERYは、1月20〜21日に敦賀市愛発地区における地域課題解決に貢献する、新スマート物流の構築に向けたドローン配送実証実験を実施しました。

愛発地区は商業施設が集積している市街地から3〜9km離れた地点にあり、地区内唯一のコンビニが廃業するなど過疎化が進行しています。

今回の実験では愛発地区に住む交通弱者などへの買い物支援を想定して実施。

住民が「SkyHub」アプリで注文した地元スーパーの食料品詰め合わせセットを、仮設のドローンデポ(愛発地区公民館)から愛発地区内3ヶ所の仮設ドローンスタンド(往復距離約1.4km〜2.3km)までドローンで届けました。

使用したドローンの寸法は幅170cm・長さ140cm・高さ45cm(いずれもプロペラ含まず)で、重さ5kgまでの荷物を運搬することができます。

実験当日は時折激しく雪が降る悪天候となりましたが、大きなトラブルが起きることはありませんでした。

今後は市街地と愛発地区が結節する地点に各社荷物などを集約化するドローンデポを設置。

さらに愛発地区内にドローンの着陸地点となる複数のドローンスタンドも用意し、来年度には地上配送と未来のドローン配送を想定した買い物代行サービスを開始する予定です。