住宅や建物の修繕・改修・維持・管理を手掛ける株式会社バーンリペアは、2021年12月9日に東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏と愛知県において、ドローン点検サービスを同月より開始することを発表しました。

昨今の木材価格高騰という情勢の他、人口減少や住宅取得層である若い世代の減少などから、今後は新築住宅着工戸数の減少が見込まれています。

それに伴い、既存の住宅オーナーとの継続的な関係性・信頼性構築のため、アフターサービスによる売り上げの創出が各住宅販売会社にとっての急務とされていました。

また、近年は台風や集中豪雨といった自然災害も増加しているため、住宅の早期復旧が可能な体制も望まれます。

同社は点検データの可視化、見積もり算出に必要な計測データの即時性・正確性、点検時間短縮に効果が期待できるドローンを用いた点検サービスを導入することで、上記の課題を解決すると同時に住まいとくらしを支える住宅サイクルサポートの実現に向けて取り組むとしています。

ドローン点検は、屋根点検の訓練を受けた同社スタッフにより行われます。

屋根の形状や住宅の階数を気にせず、俯瞰した高解像度の撮影画像から部位ごとのサイズ・面積が自動的に表示されるため、不具合箇所の早期発見と高精度な見積もり作成が可能です。

ドローンで撮影した画像や動画をリアルタイムに確認することで、不具合箇所や経年劣化が一目で確認できます。

そのため、改修の必要性や見積もりの提示に対してオーナーが納得しやすいというメリットも。

また、足場の設置が不要となるため、従来の点検方法であった屋根上での目視作業に伴う転落事故の危険性も解消し、点検工数やコストも大幅に削減できると同時にスタッフの安全性を確保できます。

2021年12月現在、同社内の認定パイロットは12名。

今後は全国32拠点の中から新たなスタッフの教育・訓練を加速させ、早期にドローン点検の展開エリアを全国に拡大するとしています。

（画像引用：https://www.burn-repair.co.jp/news/2021/12/09/3488/）