岐阜県美濃市曽代の市運動公園内にて、11月13日に小型無人機ドローンの博物館「ドローンミュージアム&パークみの」がオープンしました。
各種ドローン事業やスクール運営を手掛けるROBOZ社がドローンの普及を図ろうと開設したとのことです。
同社が所有する100台以上のドローンを展示する他、訓練場も備えてドローンの魅力を発信します。
博物館は、研修施設として利用されてきた市の旧勤労青少年ホームを同社が市から購入し、一部に改装を施して活用しています。
10月には郡上市美並町にあった支社も、博物館へ移転しました。
市は幅広い分野でドローン技術を活用する連携協定も締結しています。
施設は延べ床面積3300平方メートルとなっており、ドローンの展示スペース、組み立て・修理が可能な工房、屋内の飛行練習場を備えています。
展示スペースには重さ20グラムほどの手のひらサイズから、10キロ以上の産業用まで様々なドローンが集結。
空撮、農業、レーシングなど分野別に展示されており、1990年に販売された世界最古の日本製ドローンや3センチ四方の極小ドローンも展示されています。
施設に隣接するプールを飛行練習場として活用しており、空中だけでなく水中ドローンの操作訓練も可能で今後は体験教室なども開催予定です。
同社によると、国内では現存するドローンをテーマにした唯一の博物館といいます。
13日にはオープニングイベントが開催され、武藤鉄弘市長ら関係者がテープカットを行ったほか、大勢の親子連れが来館し賑わいを見せました。
石田宏樹社長は、「一般の人にもドローンの楽しさを知ってもらえる場にしたい。美濃から新しいドローン技術を発信していきたい」と語りました。