韓国発祥の新スポーツ「ドローンサッカー」が北海道にも広まりつつあります。
10月16日(土)、サッポロファクトリーアトリウムにて北海道では初の大会が開催されました。
日本ドローンサッカー連盟は2025年にドローンサッカーワールドカップ(W杯)の開催を目指しており、北海道関係者にも開催地として名乗りを上げています。
ドローンサッカーとは、2016年に韓国で発祥した新スポーツです。
球場のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボールを使用し、5対5で戦います。
ボールのサイズは直径20センチの初級向け・直径40センチの上級向けの2種類があり、サイズに応じて異なる広さのケージで試合を行います。
スペイン、フランス、米国、中国にもプレイヤーがおり、2019年に日本へ上陸してからは国内でも各地で広がりを見せています。
北海道でも競技人口が増えつつあり、ドローン事業を展開する株式会社ドリームベース(本社:札幌市)が普及に力を入れています。
2019年4月に開講した「JUAVACドローンエキスパートアカデミー北海道校」の校長を務める和合将学常務取締役は、「『リアルeスポーツ』と呼ばれ、戦術やチームワークが大事なスポーツ。室内でできるので、冬は雪が降る北海道でも流行ると思う」と魅力を語りました。
近年、ドローンは農業や林業など多岐にわたる分野において活用が期待されています。
しかしドローンサッカーを通じて、スポーツとしても慣れ親しむことができるドローンはより身近な存在として認知される見込みです。
北海道初の大会となった16日の「コンサドーレ杯」は北海道ドローンサッカー大会実行委員会が主催を務めており、一般財団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブの協力で開催。
幅広い世代への競技PRを目的としており、開催場所として商業施設が選ばれました。
ドローンサッカーは今後さらなる人気を集める可能性があり、今からでも競技をスタートするメリットがあると考えられます。
日本ドローンサッカー連盟は2025年にW杯開催を目指している物の国内の選手層はまだ熱くないため、和合常務は「今から一生懸命取り組めば、日本代表に選ばれるのも夢じゃない」と掲げています。
また、「北海道での人気が高まれば、W杯を北海道で開催することもできるかもしれない」とも意気込みました。