ドローンスクールでは、コース修了時に検定を実施しているところも少なくありません。講習で学んだことが身についているか確認するための貴重な機会でもある検定ですが、ドローンを使った仕事を考えている方は特にチェックしておきたい項目を紹介していきます。
ドローンスクールの検定を受ける意味とは?
2018年2月現在、日本でドローンを飛行させるために、特別な資格や免許は必要ありません。検定などを受けなくても誰でもドローンを操縦できるという訳です。
しかし、多くのドローンスクールでは、一定以上の技能や知識、飛行経験があることを証明する資格を取得するために検定を設けています。
ドローンスクールで検定を受けて合格すると、JUIDAの「操縦技能証明証」「安全運行管理者証明証」や、DPAの「ドローン操縦士回転翼3級」などの資格取得を証明するための修了証を発行してくれるコースがあります。
ドローンスクールが発行した所定の修了証がなければ、JUIDAやDPAの認定資格を取得することができませんので、資格取得を目指す方はドローンスクールを受講し、検定に合格する必要があります。
前述のように、検定を受けなくてもドローンを操縦することは可能ですが、ドローンスクールで基礎的な操縦技術や知識を学び、検定を受けて合格することで、技術・知識・経験などが客観的に証明されることになります。
そのため、特にドローンを使って仕事をしたいと考えている方にとっては、資格の有無が大きく影響してきます。これらの事実は、ドローンスクールを受講して検定を受けるという方が増えている大きな理由のひとつになっています。
なお、上記でお伝えした資格以外にも、ドローンスクールジャパンのフライト・コースでは「DS・J1つ星技能認定」「同2つ星技能認定」が取得できるなど、各ドローンスクールが独自に設けている資格や証明証などがあります。
ドローンスクールの所定の検定を受けて取得することができるもの、ドローンスクールのインストラクターに一定以上の技術を習得したと判断されれば検定を受けずに取得できるものなど、取得条件もさまざまです。
まずは通いたいドローンスクールのカリキュラムや取得可能な資格、検定の有無などを確認しておきましょう。
ドローンスクール以外に実施している検定もある
一方、ドローンスクールに通わなくても検定を受けることができるものもあります。
ドローン検定協会株式会社が主催している、その名もドローン検定はその代表で、ドローンスクールに通うのではなく、英検などのように一般の人が受けることができる筆記試験です。
ドローン検定は1~4級合格すると合格証が発行されます。4級および3級の検定については誰でも受験することができますが、2級は3級に、1級は2級にそれぞれ合格していなければ検定を受験できません。
ドローン検定は、操縦技術というよりも「どれだけの知識があるか」を証明するものになりますので、ドローンスクールを受講するのと併せて、ドローン検定を受験するという方も少なくないようです。
ドローンを使った仕事に就くならドローンスクールの検定は必須と言える
今回はドローンスクールの検定、およびドローン検定協会の検定について解説してきました。
ドローンスクールの検定では、JUIDAやDPA認定資格以外に、ドローンスクールが独自に設けている資格や証明証などを取得することができます。
ドローンを操縦するための資格や免許は、今のところ義務ではありませんが、今後は国家資格が創設される可能性が高いと言われていますので、ドローンスクールの検定に合格して資格を取得しておくことは、大きなアドバンテージになるでしょう。
特にドローンを使った仕事に就きたいと考えている方は、ドローンスクールの検定を受けてJUIDAまたはDPA認定資格を取得し、ドローン検定協会の検定を受験して、2級や1級を取得しておけば心強いでしょう。