ドローンの操縦技術と安全運航の知識が短期間で習得できるJUIDA認定スクール

更新日: 2018.07.06 公開日: 2018.01.14
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ドローンの普及には目覚ましいものがありますが、操縦技術や運用の知識は確実にマスターしておきたいものです。こうした技術と知識の基礎を短期間に習得できるのがJUIDA認定スクールです。

目次

ドローン関連団体JUIDAとは

JUIDAとは、正式名称を「一般社団法人日本UAS産業振興協議会」と呼び、ドローン産業の振興発展を目的として平成26年7月に発足しました。JUIDAは”Japan UAS Industrial Development Association”の略称です。UASは”Unmanned Aircraft Systems”の略称であり、無人航空機システムの意味です。

JUIDAではドローンの民間利用を推進するとともに、ドローンの派生技術の開発、安全規則の策定、人材育成、環境整備を進めており、ドローン関連の産業と市場の創造に寄与するために様々な事業を展開しています。

平成27年7月にJUIDAはドローン安全ガイドラインを策定しました。またドローン操縦者の養成と認定制度の創設、ドローン派生技術の開発支援、ドローン調査研究、ドローン飛行場の運営、ドローン関連事業を行う中小ベンチャー企業の支援などを行っています。

 

多種多様なJUIDA認定スクール

JUIDA認定スクールの科目の修了で、JUIDAへ申請を行い「操縦技能証明証」を取得できます。飛行業務経験のある人で操縦技能証明証の交付を受けた人は、ドローンの安全運航に関する科目の修了で、JUIDAへ申請を行い「安全運航管理者証明証」を取得できます。

JUIDA認定スクールでは、操縦技術と安全運航に関する知識を学ぶこともでき、操縦技能証明証と安全運航管理者証明証を同時に得ることが可能です。ただし、一部のスクールでは、操縦技能コースのみとなっている場合があります。

JUIDA認定スクールは日本各地にあり、スクールによって受講料や日程に違いがあります。

受講料は、操縦技能コースでは30~35万円程度のところが多いようです。受講日程には各スクールによってかなり違いがあります。3日間で修了のスクールもあれば、毎週土曜日の開校で4か月間かけて修了となるスクールもあります。

JUIDA認定スクールを選ぶポイントは、スクールの場所と修了までにかかる日程、そして練習施設の充実度です。できれば楽に通えるスクールにしたいものです。急ぎで習得したい場合は短期間で習得できるスクールになりますし、平日は休めないので休日に受講したい場合は土日に開校しているスクールを選ぶと良いでしょう。

JUIDA認定スクールは多種多様ですので、施設の充実度にも違いがあります。屋外の練習場だけのスクールもあれば、雨天でも操縦技術を習得できる屋内練習場を備えているスクールもあります。できれば受講前にスクールを見学しておいたほうがよいでしょう。

 

スクールの申し込みから証明証取得までの流れ

操縦技能コースの申し込みから証明証取得までの流れは次のようになります。

JUIDA認定スクールによっては、無料説明会を実施しているところがあります。受講申し込みをする前に、スクールの特徴などを知ることができます。

受講申し込みはJUIDA認定スクールのWebサイトから行います。

申し込みを行うと受講受付のメールが送られてきますので、記載されている口座に受講料を振り込みます。振込期限が設けられている場合がありますので忘れないように注意しましょう。

口座振込が済むと講座開講の連絡が送られてきます。

完了すれば、いよいよ受講のスタートです。ドローンの操縦技術と安全に航行するための知識をしっかりと習得します。

受講課程の最後に操縦技能証明証試験が行われます。試験は選択式の筆記試験と実技試験に分かれています。筆記試験は60分、実技試験は5分程度のところが多いようです。

晴れて試験に合格すると、スクール修了証が交付されます。この修了証をJUIDAの申請ページで提出することで、操縦技能証明証の交付を受けることができます。

 

JUIDA認定スクールは出発点


今回は、JUIDAとJUIDA認定スクールについて説明しました。スクールの科目を受講することで、ドローンの基礎知識と基本的な操縦技術を身につけることができます。

ドローンの操縦技術と知識を短期間で身につけたい方にとって、JUIDA認定スクールは便利で役に立つことでしょう。

操縦技能証明証の取得はあくまでもドローンの基本的な操縦と知識が習得できていることを証明するものです。

ドローンの操縦技術や知識は奥が深く、スクール修了後も日々経験を積んで技術と知識の向上に努めていくことが重要です。