故スティーブ・ジョブズ氏と共にAppleを創業したスティーブ・ウォズニアック氏は、「ウォズED」という幼稚園から高校までを対象にしたデジタル教育プログラムを展開しています。
そのウォズEDが最近、ドローンをその教育現場の教材として導入する計画を発表。この計画にあたって、カナダの大手ドローンメーカー「ドラガンフライ」と戦略的パートナーシップを結んだとのことです。
ウォズニアック氏は「ドラガンフライのような業界の先頭に立つ企業をパートナーにすることで、子供たちは実体験と専門知識の伴う最高の学習の機会を得ることができる」と述べています。
事実、多くの職種でテクノロジーが活用される今の時代、小さい頃からそれを扱う技術を学んでおくことの重要性は増しています。
ドラガンフライのキャメロン・シェル最高経営責任者によると、大まかな教育現場でのドローン学習のプラグラムは下記の通りです。
・初めは低学年を対象に、簡易的なドローンを見学したり触ったりするところから始まる。
・中学、高校では、ドローンを組み立ててプログラミングし、操縦することを学ぶ。
・高校の最終学年では、ドローンの操縦免許(Part 107 Drone Pilot License)を取得できるレベルに到達し、卒業後の仕事に役立てられる。
シェル氏によると、ドローン教育は、技術だけではなく批判的思考や問題解決能力も養えると述べています。
シェル氏は、これからの5年間でドローンの商業利用が急増し、施設の監視や検査、災害対応などへの応用が拡大していくと考えています。事実、国際無人機協会(AUVSI)は、無人飛行機に関連の新たな雇用が2025年までに10万人分以上創出されるという予想を出しています。
日本でもドローンの活用が広まっていますから、そう遠くない未来に日本の教育現場にもドローンが導入される可能性があるかもしれません。