近年ではドローンが様々な場面で活躍することが増えてきており、テレビでドローンによる空撮シーンを見ない日はないほどになりました。
ドローンによる空撮は難しそうなイメージがあるかもしれませんが、今ではアイフォンを使って、比較的容易に空撮を行えるようになっています。
今回は、ドローン操作のベテランでなくても、アイフォンの操作で簡単に空撮を行うことができるドローンをご紹介し、ドローン選びのポイントも解説いたします。
アイフォン対応の空撮用ドローンの魅力とは?
あなたがアイフォンユーザーなら、まず検討したいのがアイフォン対応ドローンでしょう。ドローンによる空撮がアイフォンを使って行えるようになると、多くのメリットがあります。
操作が容易
アイフォンに専用アプリをインストールすることで、普段使い慣れているアイフォンで初心者でも容易に操作することができます。
安全性が高い
カメラ操作や限界高度の設定などをアイフォンの画面上から行うことができ、簡単で安全に空撮を行えます。
アイフォンでFPV対応
ドローンによっては、アイフォンを利用してFPVライブビュー飛行が行える機種もあります。アイフォンの画面上でタッチしての操作が可能となっています。
送信機が不要
ドローンによっては、アイフォンを送信機の替わりとしてドローンを操縦することができます。アイフォンは普段持ち歩くものなので、送信機が不要となれば、ドローンの持ち運びが楽になります。
アイフォンでの操作および空撮に対応したおすすめドローン4機種をご紹介!
アイフォンで操作が行え、空撮にも対応しているドローンはいくつもありますが、ここでは初心者および中級者向けの4機種をご紹介します。
最大手のエントリーモデル「PHANTOM 3 STANDARD」(DJI)
DJI社の入門機であり、高機能でありながら、6万円台と同社のドローンの中では低価格です。フルHDのカメラを搭載し、25分間まで飛行可能で、ホバリングなどをはじめとする自律操縦が可能です。飛行制限設定機能により圏外への飛行による墜落を防ぎます。
真っ赤なボディが魅力「HS200」(Holy Stone)
ハイビジョンのカメラを備え、アイフォンを使用したFPVライブビュー飛行が行えます。自動離着陸機能、自動ホバリング機能があり、ボタンを押すだけで自動的に帰還することも可能です。初心者から中級者まで楽しめます。
魚眼レンズを装備「Bebop Drone PF722040」(Parrot)
視野角180度以上の魚眼レンズを搭載しており、極めて広い範囲を見渡すことが可能です。フルHDの動画、1,400万画素と高解像度の静止画が撮影できます。最大250メートルまでアイフォンで操縦できます。初心者はもとより上級者まで楽しめます。
抜群の飛行安定性「X8W」(Syma)
低価格で初心者向きですが、機能は充実しています。ハイビジョンのカメラでFPVに対応しています。高度制限を設定することが可能で、自動ホバリング機能もあり、安定した飛行が可能です。保守に必要となる工具も同梱されています。
カメラ付きドローンを選ぶ時のポイントは?
ドローン選びで大切なのが操作のしやすさといえるでしょう。その上で、空撮で重要となるのがカメラのスペックです。離着陸やホバリング、圏外検出などの自動操縦機能があれば、危険を回避できて安心です。
ホバリングのサポート機能を備えていれば、静止した状態で空撮動画を撮影できます。また、FPV機能があれば、撮影中の動画を見ながら操縦することもできます。
安全で安定した飛行には、ジャイロセンサーや加速度計などの各種センサーが多種必要となりますが、価格に影響してきますので予算とのバランスを取りたいものです。
空撮で重要なカメラの解像度にはハイビジョンとフルHDの2種類があり、高級機の場合はさらに4Kもあります。業務用途ではなく、私的利用に限ればハイビジョンで十分でしょう。
どれだけ長い時間飛び続けられるかも空撮のしやすさに関係してきます。20分以上であれば大抵は充分でしょう。
最近は、操縦にアイフォンを利用できるドローンが増えてきました。その点で、空撮もしやすくなってきています。
初心者であれば、使い慣れたアイフォンを利用して低価格のドローンから空撮を初めて、経験を積んだうえで高級機に取り組むとよいでしょう。