ドローン操縦士の求人募集状況と就職・転職するには?

ドローンは様々な分野でその活用が進んでいますが、操縦士の求人募集の状況はどうでしょうか。今回はドローン操縦士の求人募集状況を調べ、合わせてドローン操縦士として就職・転職をお考えの方の参考となる情報について説明します。

転職サイトでドローン操縦士の募集を探してみるとどんな結果が出るか

ドローン操縦士として転職・就職を考える場合、まずは転職サイトでドローン操縦士の求人募集を調べてみることになるでしょう。

ドローン関係を専門とする転職サイトである「スカイエージェント」で、ドローン操縦士の求人募集をチェックしてみました。

職種のみ「ドローンパイロット」を指定して検索したところ、8件がヒットしました。ドローン専門の転職サイトで8件という結果は思ったよりも少ない印象です。

募集している内容としては、空撮・動画撮影、測量関係、インフラ点検、農薬散布、ドローンスクールのインストラクターなどがありました。

ドローン操縦士の求人募集が少ない理由として、操縦士として必要とされる技量の習得が比較的容易であるということが考えられます。

そのため、ドローンの操縦士が必要となったら、自社内で操縦士を育成してしまうケースが多いようです。

 

今後ドローン操縦士の募集が増えると見込まれる業界は?

とはいっても、ドローンの操縦が必要とされる場面は今後、飛躍的に増加する見込みです。

増加するドローン操縦の需要によって、今後はドローン操縦士の募集が増えていくと考えられます。中でもインフラの点検などは今後操縦士の募集が急増すると見られます。

インフラの点検作業にドローンを活用する流れが本格化しつつあります。鉄塔や橋梁など、人では難しい場所や足場を組む必要のある場所の点検にドローンは最適です。

測量作業をドローンによる空中写真測量で行うことも増加が予想されます。これまでは、セスナやヘリコプターで空中から測量を行っていましたが、ドローンを活用することで大幅な低コストで測量を行うことができるようになります。

農業でのドローンの活用も今後増加することが見込まれます。これまで空からの農薬散布には無人ヘリコプターが用いられてきましたが、これが低価格で操作性の高いドローンに置き換わっていくと見られます。

社団法人ドローン操縦士協会 DPAが2016年10月に開催した発足発表イベントで、今後見込まれる操縦士の業種別需要推計を公表しています。

それによりますと操縦士の需要推計は次のようになっています。

・公共事業・インフラ 検査・点検 7万5,000人
・農業 農薬散布 2万4,000人
・セキュリティ 人命救助 防災 警備 2万3,000人
・土木・建築 測量 1万1,000人
・空撮 映画・TV 観光 エンターテイメント 5,000人
・その他 5,000人

このうち、かなりの人数分が自社内などで操縦士を調達すると見られ、実際に新規にドローン操縦士として募集される人数はこれより少ないと考えられます。

 

募集で有利となる資格・スキルは?

ドローン操縦士の募集で有利となる資格やスキルにはどういったものがあるでしょうか。

測量関係の募集であれば、測量士補、測量士などの資格を持っていれば有利となり、給与も条件が良くなるでしょう。

当然ですが、実務でのドローンの操縦経験があれば、転職する場合は有利となるでしょう。

2016年に電波法が改正され、2.4GHz帯に加え、5.7GHz帯もドローンの運用に割り当てられ、送信出力もそれまでよりも大きい1Wまで認められました。

こうした新しい帯域を使用した運用には、第三種陸上特殊無線技士の資格が必要となります。この資格を持っていれば有利となる場合があるかもしれません。

ドローンの操縦そのものには資格は必要とされません。ですが、ドローンスクールの講座を修了することを証明する修了証を持っていれば、何も証明するものがない人より有利となる可能性があります。

ドローンスクールは全国にあり、修了には数日〜1週間ほどの日程と30万円前後の受講料が必要です。

操縦士とはいっても、専属で操縦だけを業務とするよりも、その会社の業務の傍らにドローンの操縦も担当するという形がほとんどだと考えたほうがよいでしょう。

その意味で、操縦に関する技能・知識以上に、その会社の業務に精通しているスキルが求められることになります。

 

操縦士としてのスキルだけでは不足

現状ではドローン操縦士の求人募集は少ないのが実情です。

こうした状況は、今後ドローンの活用が増えてくるに従い変わってくるでしょう。これからはドローン操縦士の求人募集が増えてくるものと考えられます。

職業としてドローンの操縦士を希望している人は多いかもしれませんが、就職・転職を考えるのであれば、操縦士としての技量や経験だけでは不足といえるでしょう。

操縦士としてのスキルの他に、その業界で必要とされる資格やスキルも同時に身につけておきたいものです。

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