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Matternetが開発したSF映画のようなドローン着陸ステーション

地域コミュニティを支えるテクノロジーの一つに、超地域密着型の配送を行うドローンがあります。アメリカ・カリフォルニア発のスタートアップ「Matternet」は、荷物を積んだ配送用ドローンのための着陸ステーションを開発しました。その見た目はインフラ設備というより、60年代のSF映画に登場する「殺人光線兵器」のようです。

 

Amazonが開発しているドローン宅配システム「Prime Air」のような広範囲の配送とは異なり、Matternetのドローン配送システムは限られた範囲内の、特定の地点同士を結ぶものです。対象は主に病院で、配送にかかる時間を秒単位で制限する必要がある物を運びます。

 

Matternetはスイス、アメリカのノースカロライナでテスト飛行を行った後、新たにサンディエゴでも取り組み始めました。血液サンプル、薬、ワクチンなど、時間制限のある物資を病院間でやり取りするには、渋滞などに影響されず最短で運ぶことのできるドローンが最適です。

 

しかし、ドローンの着陸には課題が残っていました。実際に病院のどこに着陸するのか、誰がどうやってバッテリーを交換するのか、着陸時の安全確認は誰が行うのか、積荷は誰が取り外すのかといった問題です。Matternetが開発した着陸ステーションなら、こういったプロセスを自動で行うことができます。

 

着陸ステーションは高さ約3メートルで、上部には花のような形のハッチが付いています。「スター・トレック」や「ロスト・イン・スペース」に登場してもおかしくないような有機的な曲線が特徴的で、オブジェとしての役割も果たします。

 

ドローンが到着するとハッチが開き、ドローンは真ん中に着陸します。ハッチが閉じるとステーションはドローンの積荷を回収し、バッテリーを交換します。積荷はステーション内に保管され、権限を持った人が認証装置をスキャンすると積荷が出てくる仕組みです。

 

着陸ステーションは2020年中頃、Matternetの顧客である病院に初めて設置される予定です。

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