ドローンと「粘土団子」で森林面積を増やす取り組み 

インド・テランガーナ州では、ドローンを使って森林面積を増やす革新的な取り組みが始まっています。ドローンで州内の森林エリアに「粘土団子」(植物の種を粘土や肥料と混ぜて団子にしたもの)を投下するというもので、テランガーナ州の森林局が行っています。シディペット地域のマーパデージ村で行われた最初の実験は成功を収め、今後他の地域でも行われる予定です。

 

インド政府が民間人に与える勲章の一つ、パドマ・シュリー勲章の受章者であるDaripalli Ramaiah氏は、粘土団子を地面に投下することは緑を増やすのに非常に有効であると話します。

 

マーパデージ村での実験後には集会が行われ、Ramaiah氏とテランガーナ州財務大臣T. Harish Rao氏が立ち会いました。Ramaiah氏は、自然に育った植物はより強く健康になると話し、さらに「世界中で環境破壊が起こっており、森林は毎日約50,000ヘクタールずつ減っています。森林を増やすことでしか私達の健康的な生活を取り戻すことはできないのです」と、この取り組みの重要性を強調しました。

 

Rao財務大臣は、緑が増えることで空気が綺麗になるため、自然を守ることは人々の暮らしを守ることに直結するとし、さらに次のように話しました。「ニューデリーなどの都市部に住む人々は、空気中に十分な酸素がないことに苦しんでいます。私達は大量の酸素を消費しています。酸素をお金に換算すると一日一人あたり2,100インドルピー、一生では50,000,000インドルピー分にもなるのです。しかし、誰もそのコストを払っていませんし、社会に返そうともしていません」

 

Rao財務大臣によると、テランガーナ州政府は今後も森林面積の増大を最優先課題として推進していくとのことです。ドローンによる粘土団子投下は、森林の中でも人の手が届きづらいエリアで行われ、投下される種は、猿をはじめとする森林で暮らす動物の餌となる植物が中心となります。

 

(画像引用:https://www.thehindu.com/news/national/telangana/seed-balls-dropped-with-drone/article32253123.ece)

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