カリフォルニアのスタートアップ、ドローンでソーシャルディスタンスを監視するソフトウェアを開発

カリフォルニアのスタートアップ「Airspace System」は、人々がマスクを着用しているか、適切なソーシャルディスタンスを取っているかをドローンによってリアルタイムにモニタリングするソフトウェアを開発しました。

 

2015年に設立されたAirspace Systemは、空港やスタジアムなどで無許可のドローンが侵入しないかモニタリングするソフトウェアを主に開発しています。今回開発した新ソフトウェアは、新型コロナウイルスが収束していないアメリカの各州で、感染拡大防止に活用されることが期待されています。

 

このソフトウェアは、ドローンで撮影した映像をAIがリアルタイムに解析するものです。大人数が一箇所に集まり、適切なソーシャルディスタンスを取っていないことがAIによって検知されると、自動で警察などの機関に通報します。

 

同時に、人々がマスクを着用しているかどうかも検出することができます。アメリカではいくつかの都市でマスクの着用が義務化や推奨されています。

 

ソフトウェアはドローンだけでなく、地上に設置したカメラなど、他のデバイスと組み合わせて使うことも可能です。地上のカメラはセットアップにかかる時間が短いというメリットが、ドローンにはよりフレキシブルにモニタリングできるというメリットがあります。

 

ドローンが人々を監視することにプライバシーの観点から懸念を持つ人々もいます。それに対してAirspace Systemは、ソフトウェアは顔認識機能を持たないこと、オペレーターには撮影された映像や写真が見えないこと、必要な情報はテキストで共有されることを説明しています。共有される情報は、集まっているグループの人数や、何パーセントの人々がマスクを着けているかなどです。

 

しかし、このようなドローンを使った感染症対策はうまく機能しないこともあるのが現状です。最近では、コネチカット州ウェストポートで新型コロナウイルス対策として通称「パンデミックドローン」を利用する計画がありました。パンデミックドローンは、ソーシャルディスタンスを守っていない人や、新型コロナウイルスと見られる症状がある人を検知するシステムを搭載したドローンです。ところが住民からプライバシーの侵害にあたると反対の声が多かったことから、計画は中止となりました。

 

また、ニュージャージー州エリザベスでは、街のロックダウン中、警察がスピーカーを搭載したドローンで人々に帰宅を呼びかけたことが批判を呼んでいます。

 

(画像引用:https://finance.yahoo.com/news/california-startup-drone-software-tracks-063035360.html)

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